手軽で健康的な昆布水の作り方
昆布水の効用

1.フコキサンチンによる抗肥満作用

特にダイエットを目的としたプチ断食を行う方にとって昆布水は理想的な水分となりえます。
昆布を始め、わかめやひじきなどの褐藻類だけに含まれるフコキサンチンというカロテノイドには、抗肥満作用があることが研究で明らかにされています。
フコキサンチンは肥満の原因となる白色脂肪細胞の中で遺伝子発現を促進させて脂肪燃焼を促進する働きをもっていることがわかりました。抗肥満作用の他にも、抗酸化作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用なども確認されています。

2.グルタミン酸による消化管粘膜保護作用

昆布だしの旨味の素であるグルタミン酸には、胃酸分泌を亢進し、十二指腸の粘膜防御機能を高める働きがあることが確認されています。
プチ断食中に昆布水を飲むことによって、過食で疲れた胃腸の粘膜を防御することができます。

昆布水の作り方

材料

昆布:10g 水(アクアクララ):2リットル

作り方

  1. 昆布表面のホコリを布巾などで落とす。
  2. ハサミなどで細かく切った昆布10gに水1リットルを注ぐ。
  3. 冷蔵庫で60分置いたら一旦水を捨て、再度水に浸し、冷蔵庫に入れて24時間程置く。
  4. 最後に昆布を取り出す。昆布を取り出した後は、冷蔵庫保管でその日のうちにお早目にお召し上がり下さい。
ヨウ素の摂り過ぎに注意!

昆布はヨウ素というミネラルが多く含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンを作る元となるミネラルで、甲状腺ホルモンは細胞の発達を促し、エネルギー消費量を増やす働きがあります。ヨウ素は生命維持に欠かせない大切なミネラルですが、摂り過ぎが甲状腺機能低下症や甲状腺がん発生の原因になるという報告があります。
昆布類のヨウ素濃度は、その種類とは関係なく他の海藻類に比較して高いと言われています。
特に

  • 3歳までの新生児や乳児
  • 妊婦
  • 閉経後の女性
  • 橋本病など甲状腺機能に異常がある方

は注意が必要です。
昆布水をつくる場合、水に浸けて60分後にはヨウ素が水に溶け出ると言われています。これらのことから、60分後に新しい水に取り替えて再度浸出させることをおすすめします。

また昆布水に限らず、水分の摂り過ぎも身体に負担をかけるので注意しましょう。一日の適切な水分摂取量は、気候やその時の体調などによっても異なりますが成人で概ね1~2L前後と言われています。

プチ断食の効用と実践方法
著者 Profile

塩田清二

昭和大学医学部顕微解剖学講座主任教授。
1974年に早稲田大学教育学部生物学研究科卒業後、新潟大学大学院理学研究科修士課程修了、昭和大学医学部第一解剖学講座にて医学博士号取得。米国チューレン大学客員教授などを経て、現職に至る。
日本アロマセラピー学会理事長、日本統合医療学会副理事長、日本糖尿病・肥満動物学会常務理事などをつとめる。
専門は神経ペプチドを中心とした神経科学。

塩田教授

みんなのプチ断食

プチ断!宣言|24時間お水or昆布水のみ!